2025年1月21日(火)、静岡県掛川市の商業施設「ミソラタウン掛川」で、第2回ミソラタウンマーケットが開催されました。
この記事では、販売職からシードに中途入社し、現在入社3カ月目に突入した20代新米社員が、ミソラタウンマーケットの運営に奮闘した日々をお伝えします。
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【開発企画部とは】
最初に、私が入社した株式会社シードという会社の説明を少しさせてください。
シードは、商業施設の開発・プランニングにはじまり、テナント誘致や、内装設計施工、広告宣伝、販売促進まで一貫して行っているところが特徴です。
私が配属された開発企画部は、商業施設の「開発」に当たるテナント誘致や商業施設管理、まちづくり等を主な業務内容としています。三島から高速で1時間半のミソラタウン掛川という商業施設の管理を担当し、今回のマルシェイベントの企画・運営を行いました。

そんな開発企画部は今、
・高橋部長
・八木次長(この後マーケットで私とお昼を一緒に食べます)
・仙道さん
・宇田川さん
・大川(筆者)
の5人が所属しています。年齢も20・30・40・50代が揃っていて色んな世代の会話が行き交います!

【12/16 シード初出勤日と第1回ミソラタウンマーケット】
12月16日は、シード初出勤日。
これからどんな日々が始まるのかガチガチに緊張しながら迎えた初日は、会社全体の研修でした。主に総務の皆さんから会社の仕組みや手続きなどの説明していただきました。
やっと研修が終了して、初めて自分のデスクに戻り、改めて所属部署の皆さんに挨拶していたところ、高橋部長から「明日はミソラタウン掛川でマルシェを開催するから一緒に行こう!」とのお話。ミソラタウン掛川は私が担当する予定の商業施設であることは聞かされていましたが、まさか初出社の翌日にいきなり、初出張とは・・・・。このスピード感には驚きました。その日の夜は、シードでのこれからに不安半分、ワクワク半分でソワソワしてうまく寝付けないほどでした…!

翌17日は、出社してすぐにミソラタウン掛川を目指して出発です。車で1時間半ほどかけて到着。早速、第1回のマーケットを見学しました。マルシェは10時スタート。私と部長が到着したお昼前は、少し客足が落ち着いていた頃でした。風の強い日でしたが、地元産の新鮮な野菜を、近隣にお住まいに皆さんが購入される光景を目にし、ここから毎月マーケットが開かれて、そして自分も関わっていくのか…と、シードで働く自分の姿を想像していました。
これが私と、ミソラタウンマーケットとの最初の出会いです。私がシードに入社した翌日に始まったミソラタウンマーケット。スタートがほぼ同じ、ということもあって、妙な親近感が湧いた第一印象でした。

【ミソラタウンマーケットの始まり】
そんなイベントですが、実は開催に至るまで地域住民のある想いがありました。
2023年初夏にオープンしたミソラタウン掛川は4つの建物、11の店舗で構成される商業施設です。開業して約1年半が過ぎた2024年11月、地域生活になくてはならない商業施設として定着してきた矢先に、ある日突然、スーパーマーケットが入る建物の営業休止を発表されました。その日から近隣の皆様は、生活必需品である食料品の購入ができなくなってしまいました。
そんな中、後にマルシェの主催者となる方から、スーパーマーケットが休業しガランとしてしまった駐車場で、近隣の方々に食料品を提供するマルシェをやってはどうかと問い合わせが入りました。12月上旬にオーナー会社に届いた声に、施設の管理を行うシードから連絡。たまたま掛川方面に出張予定のあった八木次長が、問合せから2日後に現地で会い、その場で第1回のマーケット開催の話がまとまりました。その後、毎月の開催も含めてオーナー会社に許可をいただき、本日の開催に至ったそうです。
想いが出会いを生み、そして、シードはその想いを応援して、商業施設と地域の皆さまを繋いだ。そんな始まりから、ミソラタウンマーケットは誕生したんだと感じました。

【1/20 第2回ミソラタウンマーケット当日まで】
さて、見学で終わった第1回マーケットが終わるとすぐに、第2回マーケットに向けて動き始めます。
第1回は予想以上に多くのお客様にご来場いただけたものの、多くのお客様が、ミソラタウン内の店舗に寄らず、そのまま帰られてしまいました。第2回では、営業を続けている8つのテナント店舗に、来場者を誘導できるような工夫を加えます。ミソラタウン掛川全体の販促活動を行っている3階の営業企画本部と連携して、様々なプレゼント企画や来場者へのクーポン、案内チラシの準備に取り組むことになりました。
主に私が行ったことは、
・各テナントの店長と連絡を取り、当日のクーポン特典内容のヒアリング。
・結果をまとめて社内のデザイナーに共有し、クーポンデザインの作成を依頼し発注。
・PowerPointを使って当日の出店者が、どの位置にお店を出すか配置図を作成。
です。

社内の人に作成スキルを教えてもらいながら、一つひとつ形にしていきます。そして、この一つひとつの行動がどう繋がっていくのか、早く見てみたい!そう思う気持ちが日々、高まっていく自分を感じながら、マーケットの準備に取り組みました。
実際、入社してすぐに手と足と頭を動かして自分が運営に携われていることを実感し、この1カ月は時間が過ぎるのが本当に一瞬でした。
【1/21 第2回ミソラタウンマーケットの朝】
前回の途中参加とは違い、今回は準備から撤収まで行います。
9時前に現地に到着。早速チラシなどの広告物の準備に取り掛かります。次に会場のまわりにのぼりを置きます。のぼりの立ち上げは初めての経験でしたが、やり方を周りの人に教えてもらい無事完了。広告代理店の業務に戸惑いながらも、朝日の中に完成した会場の姿に、小さな達成感と喜びを感じました。
そうこうしているのも束の間、すぐに朝礼が始まり、主催者と上司が中心となり、当日配るクーポンなどの販促物を説明。私はその傍らで、出店者の皆さんに配布チラシをお渡しします。一緒に、シードの名刺もお渡しして、出店者全員に、覚えていただけるようにご挨拶も行いました。

1回目は10店舗の出店でしたが、今回は14店舗が参加。会場も大きくなり、活気も高まり、オープンと同時に地元の方々が続々と来場されます。野菜、米粉スイーツ、パン、たこ焼き、お茶など地元の生産者の方々が持ち寄られたものはどれも魅力的なものばかり。個人的にも気になるものも沢山ありました。


白菜やホウレン草などの葉物野菜は、昨今の価格高騰もあって、すぐにお客さんの手に渡っていきます。 (特に白菜1玉200円は早いもの勝ちです…!)

昨日まで準備したチラシも出店者の方が「来月も開催しますので来てください!」とお客さんに一言添えながら渡してくださる場面を色んなところで見て制作物が実際に使われているのを実感して嬉しくなります。
【1/21 マーケットのお昼】
12:00のお昼は八木次長と2人でマーケットに出店しているカレーを購入。
(実はこちらの方、元アメフト部で体の大きい方ですが、写真の玄米入りヴィーガンカレーとコッペパンでお昼は足りるのか…!少しソワソワしながら横で食べました。)
でもしっかりご満足されていたので一安心♪

【1/21 第2回マーケットの終盤】
お昼過ぎになり今日のイベントをどう感じているのだろう…と率直に気になって、出店者さんたちに声を掛けます。
すると、「今日は、お客さんが前回にここで買った野菜が美味しすぎてまた来たって言ってくれて本当に嬉しかった!この声が生産者として一番嬉しいです。」と最高の笑顔で伝えてくれました。
「今後も掛川に来続けてくれるイベントにしていきたい」という声も聞き、私の中で嬉しさと同時に、イベント自体の存在意義がいかに大切かを学び、シードで自分は今後何ができるか考えるきっかけになりました。

【1/22 気になる皆さんの反応は…】
マーケット翌日は早速、アンケート結果を集計します。
皆さんがどんな感想を持ったのか緊張しながらページをめくります。
アンケートは、3種類。イベントへの出店者、ミソラタウンのテナント店舗、そしてご来場いただいたお客様です。初めて行ったマーケット開催に、皆さんがどんな感想を持ったのか緊張しながらページをめくります。
~出店者~
「前回よりも出店者が多く、盛り上がっている感じがしました!」
「全て完売!想定したよりも売れました」
「(当日は14時までの開催でお客さまの引きが早かったため)次回より13時までで良いと思います」
「子連れの方も多いので、イスやテーブルなどの休み処が欲しい」
~テナント~
「(駐車場のマーケットの影響で)お店への来客数が増えた」
「いつもより幅広い年齢層のお客様が来店された」
「もう少し店舗があると嬉しいというお客様の声を聞きました」
~来場のお客さま~
「農家さんにお野菜のお話が聞けて良かったです!」
「近くのスーパーが利用できなくなり不便に感じていましたが、マーケットで今まで知らなかったお店を知ることができてとても感謝しています。」
「出処が分かる野菜を顔が分かる人から買って食べられるのはとても良かったです。」
「袋詰めや買ったものを整理できるような台があると嬉しいです。」
今回の第2回マーケットを経験して、主催者をはじめ、手を挙げて素敵なお店を出してくださる出店者の方々、連携クーポンの参加に前向きにご協力してくださる各テナントスタッフの方々、各運営会社の方々など多くのサポートがあり「ミソラタウンマーケット」が成り立っていることを実感しました。
入社してから1社員として早速仕事に携わることができ、日々にスピード感があるのはシードの魅力だと感じます。
これからも私と同期のミソラタウンマーケットは、毎月行います。
その度に自分でできることを1つずつ増やして改善点と向き合って共に成長していきます。

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